麗紀side






堂藤君から3年前のことを聞いた。






今、私はとてもびっくりしている。






「心当たりが…ある…」






そういうと、堂藤君の顔がみるみるうちに笑顔になっていく。






「えっと……でも、ん?




頭が追いついてないんだけど…いくつか質問してもいいかな?」





「はい、どうぞ?」




「じゃあまず…




あの日、零王に助けられた人ってつかさ君?」




「はい。」





「そうだったんだ…。





じゃあ試しに聞くけど、零王ってどこの族の総長か知ってる?」






「当たり前じゃないですか!




世界NO.1の暴走族、王牙の女総長。







あと…






地味な女で過ごしている理由もこれが原因ですよね?」