青い記憶


その日はとりあえず
家に帰った。


夜遅くにのんきに
家に帰って来たお母さんは
歩のことを聞いてとても驚いていた。


「明日もお見舞いに行かなきゃね!」

お母さんは手をパンっとうって
提案する。

「歩を心配するのも分かるけど
私の誕生日忘れないでよね〜」


「そこらへんは大丈夫よ
ケーキバッチリ予約してあるから!」

なんて親指を立ててにかっと笑う
お母さんは娘の私でも

若いなぁ

と関心してしまう。


歩のお父さんとお母さんは
歩の入院の準備をするとかで

今日は病院に泊まるそうだ。


私も一緒にいたかったけれど
明日は学校だからなぁ。

仕方ない。



私はお母さんと同じように

のんきに

眠りについたのだった。