「かえろーぜー」

水谷がぐったりした声をあげた。


「・・・まだ、200枚ぐらいあるよ」


「・・・よくね?」


「・・・」

「・・・」



「「帰るか・・・・。」」


2人同時に席を立つ。


「かぶってくんな」

「お前だよ」





200枚の書類を残して、あたしたちは教室を立ち去った。



このあと、先生にまた説教されたのは、他でもない。