「でもねー、宮間とおじちゃんがラブラブなのも僕知ってるんだよ」
「えっ?!」
「だって前にお庭で二人がぎゅーしてるの見たことあるもん!」
「……」
子どもの無邪気な笑顔に、隼人と志保は無言で顔を見合わせた後…
ぷっと吹きだした。
「そっか。皆ラブラブなんだね」
「うん! 僕はのんちゃんとラブラブなんだ~!」
「え~っ?! そこはママとじゃないの?」
「ママもだけど、のんちゃんもなの!」
「そっかそっか。湊はのんちゃん大好きだもんねぇ」
「うんっ、大好きっ!! それにママがラブラブなのはパパでしょ!」
「あはは、ばれちゃったか」
「あれだけくっついてたら誰でもわかるよ!」
ごもっともな指摘にはもう笑うしかない。
「よし、じゃあそろそろ出発しようか」
「はぁーーーーーいっ!!!」
ぴょーんと跳びはねると、湊の小さな手が隼人と志保のそれにしっかりと絡みついた。
どこへ行くにもこうして手を繋ぎ合うのは、この家では当たり前の光景だ。

