「希美ちゃんが生まれて、もうすぐこの子が生まれて。今年はなんだか大忙しだなぁ」
「でもすっごく嬉しいことだから何回あってもいいよ!」
「…ふっ、湊の言う通りだな」
「えへへー、でしょおー?」
頭を撫でてやると、照れくさそうにえっへんと鼻を掻いている。
我が子ながら、本当に真っ直ぐに成長してくれている。
どんな瞬間も幸せだと実感する毎日だ。
「今日お墓参り行くんだよね?」
「あぁ。お母さんが起きたら行こうか」
「じゃあ僕たわしでゴシゴシしたい!」
「お。一緒に掃除してくれるのか?」
「うんっ! だって前にママのお手伝いしたらすっごく綺麗になってびっくりしたんだもん。またやりたいっ!」
「じゃあお願いしようかな。湊がやってくれたらおじいちゃんもおばあちゃんも大喜びだぞ」
「やったーい! 僕頑張るよぉっ!!!」
ピョンピョン跳びはねて大喜びする様は、もはや母親がぐっすり寝ていることなんてすっかり頭から消え去っているようだ。

