いつかあなたに還るまで



その後明け方に本格的な陣痛が始まると、志保は隼人と宮間に付き添われながら病院へと向かった。

初産と言うこともありなかなかお産が進まなかったが、宣言通り隼人は志保の傍にい続けた。容態が安定しているときに少しだけでも変わりましょうかと宮間が打診しても、決して首を縦に振ることはせず。

痛みに苦しむ志保の汗を拭い、背中を擦り、手を握り。
後に助産師さんも感心するほどに、献身的に志保を支え続けた。



そうして丸一日半が過ぎようとしていた、その時____




「ほぎゃああああっ! ほぎゃああああっ!!」




それはそれは元気な産声が廊下に響き渡った。