引き寄せられるように手を伸ばし合うと、互いの身につけていたものを一つ一つ剥ぎ取っていく。恥ずかしいはずなのに、それよりも自分の中を埋め尽くしているのは、ただこの人と一つになりたいという想いだけ。
そうして互いを纏うものが全て取り払われると、どちらからともなく体を寄せ合い、直に体温に触れ合った。
「あったかい…」
「あぁ」
あつらえたようにピタリと沿う体から、互いの熱と鼓動が流れ込んでくる。
うっとりとするほど馴染むその感触に、ほぅっと感嘆の息が漏れた。
「志保…」
ゆっくりと倒された体がシーツの上に沈む。
覆い被さるようにして近づいてくる大きな体を、志保はめいっぱい両手を伸ばして受け止めた。
「志保、愛してる。愛してる____」
体中に触れるキスと共にたくさんの愛の言葉が降ってくる。
そうして必死にしがみついて全てを受け止める。
痛みも、快感も、全て。
「私も、愛してる____」
やがて愛する人の全てが自分の中に注がれたとき、じわりと涙が零れ落ちた。
とてもとても幸せな、涙が。

