「おべんきょう…?」
「うん」
「…おねえちゃん、とおくにいっちゃうの?」
「…うん」
「………もうあえないの…?」
不安を滲ませどんどん小さくなっていく声に、志保は瑠璃の両肩に手を置くと、ぶんぶんと大きく首を横に振った。
「会えるよ。また必ず帰ってくるから。そしたら誰よりも真っ先に皆に会いに来る」
ゆらゆらと、濁りのない透き通った瞳が揺れている。
そこから流れ込んでくる想いを、寸分も目を逸らさずに全て受け止める。
「…ほんとうに? ほんとうにまたあえる?」
「もちろん! おねえちゃんの方がるぅちゃん達に会いたくて我慢できなくなっちゃうから。絶対に帰ってくるし会いに来る。来ないでって言われても来るよ!」
いつかと同じセリフでガッツポーズをつくると、じっと志保を見つめていた瑠璃にも少しずつ笑顔が浮かんでいく。
「やくそくだよ?」
「うん、やくそく!」
差し出された小さな指にしっかりと自分の指を絡ませる。
「ゆーびきーりげんまん、うそついたらーー…えーと、えーと、…あっ! おねえちゃんのおやつぜーんぶたーべちゃーうぞっ!!」
「あははっ! それは嫌だからぜーったい約束守るよ!」
「うんっ!!」

