いつかあなたに還るまで



「あ…あ…う、そ…」

ガタガタと全身が震え出す。
それと同時に激しい痛みが体中に走る。

「い、や…いや……いやっ…!」

そんなばかな。
そんなことあるはずがない。
信じない。信じない。信じない。

私は絶対にそんなこと信じない!


「みや、ま……みやまぁーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」


自分でも聞いたことがないほどの声で叫び声を上げる。
この世の終わりとも思えるその絶叫に、すぐに求めた人物が飛んで来た。

「志保様?! 一体どうし____志保様っ!!!!」

入って来るなり目に入った光景に、宮間までもが絶叫する。
真っ青になった志保とは対照的に、見える下着は真っ赤な鮮血で染められている。
それが意味する可能性など考えるまでもなかった。

「みやま、たすけて、たすけてっ…!」
「志保様! すぐに救急車をお呼びしますから! 大丈夫、大丈夫ですから!」


「宮間、宮間、宮間っ…………隼人さんっ…!」


最後に口にした名に志保は気付いていない。
それでもここにいて欲しいと願わずにはいられなかった。



その名を口にしたのを最後に、志保の意識は遠のいていった。