いつかあなたに還るまで



「はぁ~、すっごくたのしかったぁ!」
「ふふ、よかったね、るぅちゃん」
「うんっ!」
「おむねは大丈夫? 痛くない?」
「だいじょうぶだよ~。もうおねえちゃんってばいつもしんぱいしすぎだよ!」
「あはは、ごめんね? つい気になっちゃって」

とはいえ瑠璃も自分の事を気にかけてもらえるのは嬉しいようで、ニコニコ顔でおやつのパンケーキを食べている。結局あれから小一時間ほど外で遊んで、室内に戻ってきた頃には大人組の体力はクタクタだった。
今更ながらこんなことに隼人を付き合わせてよかったのだろうかと心配になってきた。

「ねぇねぇ、おねえちゃん」
「ん? なぁに?」

おもむろにツンツンと腕をつついてきた瑠璃を見ると、さっきまでの表情が一転、何故か妙に真剣な顔をしている。

「…るぅちゃん? どうしたの?」
「…あのね、おねえちゃんとおにいちゃんってけっこんするの?」

「ブッ!!」

「わぁっ!!」
「あぁっ! ご、ごめんっ! ごめんね! あぁ~、もう、私ってば何を…!」

子どもの突飛な発言には慣れたつもりでいたが、まさかこんな爆弾が投げられるとは。しかも子どもや隼人が見ている前で口の中の物を噴き出してしまうだなんて…穴があったら永遠に出てきたくないくらいに恥ずかしい。