ガラガラ

「おい、坂田
お前は何回遅刻すれば済むんだ」

「すいません…」

めいは遅刻しなかったんだ…
相変わらずニコニコ笑顔のめい
ちょっとしたことにイライラする…

「今後気をつけるように!」

「はい」

皆から笑われてる。
まぁ、当然の報いか

私の席は窓側の1番後ろの席で
よく羨ましがられる席。

窓から見る景色は今日も良くて
ついつい眺めちゃう運動場

って、、ん?
3年生の体育…
ってことわ、太陽先輩いる!?

太陽先輩は
私が1年で太陽先輩が2年のときに
サッカーしてる姿を見て
一目惚れしてしまった人
上の名前は 中川…

当然
太陽先輩とは喋ったことすらない
多分、私の名前すらも知らないかな?

今日の太陽先輩も
輝いてるなぁ〜

と、運がいいことに
今2年生校舎が工事中の為に
3年生校舎の2階に移動してる
から2階から運動場は
近いんだよね

太陽先輩は名前の通り
キラキラしていて
怒ったところなんて見たことない
皆にすかれる人気者で…

私とは正反対。

太陽先輩のクリッとした目に
惹かれてしまったのも
あるんだよね(笑)

雲ひとつない青い空のしたに
太陽先輩。
なんていい景色なんだろう!

「…た! …かた!…さかた!!」

「はっ、はい!」

「お前は…
遅刻した上に話も聞かず
その上イケメン探しか?」

周りから聞こえる笑い声…

なんてことをしてしまったのか…
恥ずかしい…

私は恥ずかしさのあまり
机に顔を伏せてしまった…