「ねぇ…おにぃちゃん。」 亜衣が急に口を開く。 「ん?」 「お家に来てよ。一緒に遊ぼっ。」 「ん~、どうかな。 いいのか、鳴瀬。」 お礼…したいし、いいか…。 普段は人が怖くて家に呼ぶことはないが、榛原くんは、なぜか怖いと感じなかった。 私は軽く頷いた。 「じゃあ、行こうかな。」 「やったぁ。」