「ごめん。 俺が誘うから、またこんなことに。」 私は首を横にふった。 「私の方こそ…。 せっかく誘ってくれたのに…。」 「いい。水族館なんて、いつでもいける。 また誘える、また誘う。 とりあえず、鳴瀬に、嫌な思いさせたくないから。」 そんなことを言ってくれるのは、榛原くんだけ…。嬉しかった。