時刻は夜の9時30分。 亜衣も亜依架も眠っている。 「鳴瀬、まだ起きてたんだ。」 2人を寝かせた榛原くんは、リビングにやってきた。 「……。」 「…しゃべってくれねぇの? いいじゃん、俺らだけだし。 もしかして、俺のこと、まだ怖い?」 「……別に怖くない…。」 「やっとしゃべった。 なぁ、声聞かせろよ。 俺らだけのときだけでいいから。 てか、俺らだけのときにしろ。」