菅綺くんが私に聞きたいことなんて、なんだろう? あ、明日の予定のこととかかな? 「まあ、ここじゃ話しにくいじゃん。 移動しようぜ」 菅綺くんはキャンプファイヤー場とは少し離れた、 私たちが泊まっているホテルの方に足を進めた。 ふいに、菅綺くんの足が止まる。 なんだろう… なぜかどきどきと胸が音を鳴らし始めた。