「紫万おはよ!」 「おはよう楓」 うーん。 私は、紫万と楓のやり取りを見るためにここに来たんだろうか。 いや、違うはずだけどな… 「…おい」 うーん。 いやでもまあ、紫万たちのやり取りもおもしろそうだし… 「おい!」 「ふぉっ」 びっくりして見てみれば、そこには菅綺くんの姿があった。 寝起きだからか、声が少し掠れている。