「じゃあ、行ってくるね!」 「はいはーい。 寄り道しても、夕方には帰ってきなよ」 うん、と頷いて敬礼のポーズを取る。 自慢のお姉ちゃんは、目をこすりながらリビングの中へ入っていった。 そして私は、足を1歩踏み出した。