「じゃあ、大きくなったら亜弥華ちゃんを連れて行ってあげるよ!」 「ほんと!? 約束だよ! 指切りげんまんだからねっ」 私ははしゃいで小指を突き出した。 すると、うん、と言って、指切りげんまんをした。 ──────────────────────── それでね、菅綺くん、 菅綺くんは、こうも言ったんだよ。 菅綺くんは、覚えてるかなぁ?