「うん。 僕、それを見れるかもしれないんだ」 「えっ、いいなぁ! きれいなんでしょう? 亜弥華も見たかったよぅ」 小さい私はだだをこねたのを、よく覚えている。 菅綺くんは困ったような優しいような微笑を浮かべていた。 そして、彼は言ったんだ。