「あのね、 ある場所ではお星さまが落ちてきそうなぐらいたくさんあるらしいんだ! お星さまがね、こう、僕が手を伸ばしたらつかめそうなぐらい!」 菅綺くんは手を真上に伸ばして、きらきらとした笑顔で言った。 菅綺くんがあまりにいきいきとした表情をしていたんだ… …だから。 「すごいね! 亜弥華、見てみたいなぁ」 私がそう言うと、すごく嬉しそうな表情を浮かべて。 「うん! 僕も行きたいと思っていた場所なんだ!」 そう、言った。