雪のように儚い




「ゆきちゃんまた明日な。
気をつけて帰れよ〜。」

そう言って雪は私と歩いた道を
引き返そうとする。

「え!雪、電車通学じゃないの?!」

「俺の家、学校のすぐそばだもん。」

そう言うと軽く手を振って帰っていった。
私は雪が見えなくなるまで雪を見送った。


私、雪の事なんにも知らなかったんだなぁ。
そう思うと少し切なくなる。
雪は何も言わずに私を送ってくれた…
その事実に私は嬉しくなった。


あ、まだありがとうって言ってないや。
後でメールしなくちゃ。



私は今雪のことでいっぱいだ。

今日の一つ一つの出来事を思い出すだけで
自然と顔がニヤけてしまう。



わー、なしなし。
それどころじゃない、勉強しなくちゃ。