私、彼女に立候補してもいいですかっ⁉︎




「ふはっ 何もしなくていいんだよ」

と紫樹くんはまだ笑いながら言って、
そしてその場に寝転んで目をつぶった


「何してるの? 紫樹くん」


「眠いから 寝てみた
萌黄も寝てみたら?」


紫樹くんは目をつぶりながら自分の隣をぽんぽんと叩いた


紫樹くんの叩いた隣はだいぶ近かった


どうしようかな…
すごく すごく近いんだけどな