沙紅ちゃんが指を差した方を見ると 紫樹くんがパタパタと走ってこっちに向かってくる 私には気づいてないみたい 沙紅ちゃんとできれば紫樹くんと同じクラスがいいです! 神様っ! 私がそんな事思っていると人だかりに少し隙間ができた それをチャンスと 沙紅ちゃんが私の腕を引っ張って人だかりの中に引き込んだ 「わぁ 沙紅ちゃんっ」