放課後、1人で掃除してる私に

高校で仲良くなった沙紅(さく)ちゃんは
言う



「萌黄! あれ絶対嘘だよ⁉︎
だって、萌黄に頼んだあと『これでカラオケ行けるねっ!』って言ってたんだよっ⁉︎』



やっぱり嘘だったか…
カラオケねー


「いいよ! 断れなかった私も私だし!
まぁ、素直にカラオケって言ってくれても変わったのにねー…」



すると、沙紅ちゃんは

「そんなにして、カラオケに行きたい
理由でもあったのかなー?」

と考え出す


「…割引とか?」
と沙紅ちゃんは言う



「うーん… わかんないねー
ってか!沙紅ちゃんも手伝ってよ〜」