私、彼女に立候補してもいいですかっ⁉︎



「大丈夫? 息整った?」
と紫樹くんは私の顔を覗き込みながら
言った


顔がすこし近すぎてドキっとする
私は一歩後ろに下がった

「大丈夫だよ!」


「よかった
ははっ…せっかく可愛いカッコしてんのに走ってきたら台無しじゃんかっ」

紫樹くんは笑いながら言う


うっ…

私はすぐに服を整えて、紫樹くんに

「これで大丈夫でしょ?」
と聞いた