私、彼女に立候補してもいいですかっ⁉︎



萌黄に問題の解き方を教えると

納得したようにまた、萌黄は問題にとりかかる


一緒に勉強してる図書館は定期テスト前ではないのであんまり人はいなかった


「紫樹くんっ…?」


「なにー?」


「こ、こないだの…ごめんね…?」


その時心臓がギュッて掴まれた感覚がした

絶対あの屋上での言葉の事だと思った


「変なこと言っちゃたし…
紫樹くんも気にしたよね?

だから、嫌だったらいつでも彼女
や、やめるしっ…」