「良くはない...けど...」大也は少し考えるようにしてから舌で軽く唇を舐めた。


 「気になる...ね..」


 それを見たアレックは呆れたように言った。


 「..勝手にすれば.」


 


 そして風が吹くと同時にー



 ーー彼らは姿を消した。