彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





瑞希お兄ちゃん意外、興味ない。

だから、ありのままに伝えたら灰色の人は言う。




「そうはいかねぇぞ!オメーは今夜の主役!うちの特攻隊長が世話になったから、礼をさせてもらわないとな~」

「特攻隊長・・・・?あ。」




そう言われて思い出す。




「さっき、単車で転んだ人のことですか?」

「オメーが転ばせたんだろう!?」




(思い出した!津山って言う不良の人と同じ特攻服だ!)




それと一緒に他のことも思い出せた。





「その赤色は僕にカツアゲしてきた人が、そっちの緑はおっちゃんに暴力をふるった人が来ていた特攻服!」

「「「「その通り!!」」」」



「わざわざ、謝るために折ってきてくれたんですか?」

「「「「そんなわけあるかー!!」」」」



(違うんだ・・・・)




〔★違うとしか言えない★〕




「コラ、凛道!俺らもいるぞ!さっきは良くも、古川さんに恥かかせてくれたな!?」

「あ。単車でこけた人の・・・赤龍会でしたっけ?」

「なに、自分は無関係で素敵な発言しちゃってくれてんだー!?」

「そうだ!オメーがうちの頭を病院送りにしてくれたケジメ、取らせてもらいに来たぜ!」

「え?だから、みんなで追ってきたの?」


「はははは!そういうことだ!」




言ったのは、灰色の特攻服の男。

多分、煉獄のメンバー。




「俺達が何で、つるんで走ってるか教えてやろう。」

「いや、聞きたくないのでいいです。」

「聞けよっ!俺ら煉獄がまとめてる飛翔連合と赤龍会が、一緒に走ってんだぞ!?すごいことだろう!?」

「わかりました。すごいとわかりましたので、もういいですよね?」

「だから聞け!お前が関係してだよ、凛道蓮!」


「僕~?わかりましたよ・・・聞けばいいんでしょう、聞けば?」

「嫌そうな顔で言うな!!」




〔★凛の気持ちは顔に出ていた★〕