彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




(せっかく、部下に爆裂弾を見張らせ、坊主たちと接触したところで捕まえようと思ったのによ・・・無駄足で終わったな・・・・!)


遅かった。




(俺が仕掛けるのが遅かった・・・・!!)




「すでに円城寺達は凛道蓮の仲間になっちまってて、今夜の4代目総長襲名の旗揚げに協力してるとはよ・・・!!」




そうじゃなきゃ、飛翔連合や赤龍会に、打撃を与えることなんぞできねぇ!




「そ、そのことなんですが、バラさん!」




俺の推理に、荒川は困惑気味に言う。





「1人なんです。」

「あ?」

「当初は、爆裂弾が龍星軍と一緒に暴れていると判断したのですが~」

「・・・・・・・・・・・・・・・はあ?」





その言葉で、嫌な予感がした。

同時に、まさか、と思う。





「今夜の龍星軍4代目総長デビューには・・・凛道蓮が1人だけで走ってるそうです。」

「なっ・・・・!?」

(ひ、1人だぁ!!?)


「ええ!?嘘でしょう!?1人なんですか!?」





言葉を失う俺の代わりに岩倉が叫ぶ。



「たった1人で、あんな凶悪なチームの面々を病院送りにしたんですか!?」

「ああ、そうだ。十文字パーキングからずっと1人で暴走行為を続けてるらしい。」


「ほ・・・本当なのか、荒川!!?」

「本当です、バラさん。」



俺の質問に、真面目な顔で荒川は言った。




「いろんな族をつぶしながら・・・・今も1人ぼっちで暴走族をしてるそうなんです・・・・!」

「ぼっちかよっ!?」



(なぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~んじゃ、そりゃああああああああああああああああ!!!?)




〔★フジバラの予想を裏切る真実だった★〕