彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「おま・・・えええ!?津山って、あいつを病院送りにしたのか!?あれ、バリバリに武闘派だろう!?」


「いいえ、間違いないです!!!」


「岩倉!?」



そう言ったのは、スマホを片手で操作している高学歴の部下。



「その病院、僕の友人だけでなく、親戚が医師として在籍してまして。彼らが言うには間違いないそうです。」

「お前、医者にも身内がいんのか!?」

「まぁ、よくある話です!あははは~」

「聞かねぇよ!」

「というか・・・なんでお前がその情報知ってるんだ?電話を受けたのは俺だぞ・・・!?」


「あ!それはですね~」



不思議がる荒川に、得意げに岩倉は語る。



「その親戚は、僕が少年犯罪にかかわる仕事をしてると友人から聞いていて、大量にヤンキー達が運ばれてきたのでこっそり教えてくれたんですよ。」


「「こっそり!?」」




〔★まったく内緒になっていない★〕




「おい、岩倉が言うように、そんなに大量の悪ガキが運び込まれたのかよ!?荒川!?」

「いえ、俺が聞いたのは、龍星軍の現在地と怪我人が多数と言うだけで~」

「えー?怪我人の正確な人数も把握しなきゃダメですよ!ねぇ、バラさん?」

「刑事は事件を把握してればいいんだよっ!?」

「ひゃ!?ツバが飛びました~」




大口開けて怒鳴れば、顔を覆いながら言う岩倉。



「オメーは黙ってろ!荒川、警察情報はどう言ってきてるんだよ!?」



岩倉を手で追い払いながら荒川に聞く。



「津山以外の特攻隊員も、凛道にやられたってことか!?なんか言ってたか!?」


「そ、それが~言うには言ってたんですがー・・・・」




俺の問いに、また気まずそうな面で言う。




「煉獄の特攻隊員『も』ですが・・・・」

「『も』って、なんだよ!?『も』って!?」

「実は凛道蓮の奴・・・・煉獄を倒した後で、赤龍会とも喧嘩になったらしくて・・・」

「ああ!?中国雑技団って言われるような、バイクテクの高い集団とか!?」

「はい!なんでも、槍を武器にして、バイクで騎馬戦をしたらしく・・・・その結果・・・・頭である古川以下、半数以上も救急車で運ばれたそうです。」


「なにやってんだあいつー!?」



〔★なんちゃって武将をしただけだった★〕