「あんだオメー?そんなことも知らずに、人殺しっ人殺しって連発したのか~岩倉?オメー、ヤンキーだと一番下っぱのパシリ君で終わるタイプだな。」
「僕は警察官です!!バラさん!4代目の少年の居場所はわかるんでしょう!?任意同行で引っ張りましょう!」
「焦んじゃねぇーぞ、タコ!こういう時は、様子うかがってのんびりすんだよぉ~こっちがなにかしてるってわかれば、あいつら動かないからなー」
「ですが!」
「やるとしたら、旗揚げ集会を狙わなきゃダメだろう?旗揚げとなれば、他のチームや続じゃないガキ共も集まる。まとめて補導すれば、街は平和になる。」
「あ!?そっか!?その手がありましたね、フジバラさん!?わかりました!その手で行きましょう!」
俺の言葉に、尻尾を振る犬みたいに機嫌をよくする岩倉。
単純だと思ったが、それがこいつを憎めない理由だろう。
「つーことで、コーヒー入れろ!荒川。」
「は?まだ、徹夜すんですかー?」
「馬鹿!徹夜してぇ気分なんだよ・・・・・なんか、寝ちまったらいけねぇ気が済んだ・・・」
「はあ・・・バラさんの勘は、あたりますからね~自分もコーヒー飲みたかったんで、いいっすけど。」
「あ!でしたら、僕が入れます!実家のお歳暮で届いたキリマンジャロのコーヒーがあるんです!美味しいですよぉ~!?」
ウキウキしながら言うと、給油室へと言ってしまう岩倉。
そんな部下の背中が見えなくなったところで、俺は荒川に聞いた。
「あいつ・・・コーヒーの入れ方覚えたのか?」
「やっとですよ。インスタントコーヒーを知らなかったと言いますから、どれだけ雲の上の人ですかね?」
「あいつ・・・ダイエット中の山田のコーヒーに、ミルクと間違えて砂糖入れてキレられてたな・・・」
「ええ・・・『家で出されるミルクの粉末は、こんな風にサラサラです!』って、弁解してましたけど・・・マジでしょうね。」
「マジだろうな、金持ちのお坊ちゃんだから。湯呑割らなきゃいいけどなー。つーか、キリマンジャロってなんだ?」
「良いコーヒーじゃないですか?自分、ブラック派なんで。」
「大変です!!フジバラさん!!」
そう話していれば、噂の本人がリターンしてきた。


