彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「君達は、僕が今夜出会った人達の中で、二人目&三人目の良い人だよ。」

「え!?二人目?」

「三人目??」



〔★びみょ~なカウントだった★〕




「そうですよ。だから、これ以上、僕についてきちゃダメです。このままだと、トラックの運転手のおっちゃんみたいになるから。」

「え?トラックって・・・飛翔連合の話で出てきた奴すか?」

「そうですよ。」

「どういうことすか!?」

「そのおっちゃんが、どーなったって言うんすか?」



「木刀で頭殴られて、血が出ちゃったんです。」


「「痛い思いするってこと!?」」



〔★察しの良い反応だった★〕




「そうなんです。タカ&トモには、そうなってほしくないから・・・。」

「ちょ、なんでなんで!?なんで、木刀で攻撃受けたの!?」



大口開けながら聞いてくるタカオに私は答える。



「えーとね、僕のバイクがとられそうになったんだ。それを守ろうとして・・・おっちゃん、行ったかな~?」

「いやいやいや!夜空を見上げながら行ったかなーはNGでしょう!?」

「生きてますよね!?病院へ行ったかどうかっすよね!?」


「あ。信号変わってる。」




空を見上げて気づく。

信号機の色が変わっていることに。

なので、タカ&トモに言った。





「じゃあ僕、もう行きますね。」





これでお別れだと。




「ええ!?行くって、まだ走るんすか!?」

「あとどれだけ走るんすか!?」


「ひみつー!」

「「ひみつって・・・・!?」」




私の言葉に、タカ&トモは顔を見合わせあってから言った。



「マジで、もうやめえ下さい!殺されますよ!?赤龍会、OBまで呼んでましたから、本気で凛道君、狩られちゃいますよ!?」

「飛翔同盟も、人集めて検問張り始めてますよ!つーか、ポリ共も動き出してるって話なんすよ!?このままだと凛道さん、パクられますよ!?」


「でも、今夜はルートを走る約束だから。」

「「約束って・・・!?」」


「僕のために~瑞希お兄ちゃんが決めてくれたんだぁ♪お兄ちゃん優しいから~僕のためにねぇ~えへへへへ!いいでしょう!?」

「「・・・・そうみたいですねー・・・」」



〔★凛の表情がだらしなくなった★〕
〔★男達はさめた目で固まっている★〕