彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「もしかして二人は・・・そのことを伝えるために、僕を追いかけてくれたの?」

「うっ!?ま、まぁ・・・」

「・・・・そう言われると、そうっすね~」



私の問いに、顔を赤くしながらうなずくタカ&トモ。

それで疑問が増す。



「どうして・・・・?今夜、出会ったばかりの僕を・・・・なぜ、そこまで心配してくれるんですか?」

「え!?何でって言われても・・・・なぁ?」

「うーん・・・まぁ、その・・・凛道さんを、見ていて放っておけないってやつすかねー?」



そう言いながら、赤い顔で話し合うタカ&トモ。


そんな彼らに、わき見運転をして危ないなと思う。



〔★関心を持つ点がおかしかった★〕




「僕は・・・・今の君達の方が心配だけど?」


(ちゃんと前見ないで運転してないから・・・・)



「何言ってんすか!?」

「逆っすよ!?」



とたんに、彼らは私へと視線を固定しながら言う。



「凛道君、噂と違って、全然普通って言うか、気になるんすよ!」

「そうそう!ヤンキーらしくねぇーし、不良じゃねぇーし、パンピーの中にまじじっててもわけねぇークレーいい子だからさ~!」

「なぁ!?マジで、なんでこんな子が4代目って感じでさ!しかも、1人暴走族ってあぶねージャンか!?」

「だよな!真田さん達何考えてんだか!ホントこれ、ゾッキーらしくないっていうか~あ!悪い意味じゃないですから!今の、真田さんへの悪気地じゃないっす!ちょっと、一人にするのはどうかと思って~すんません!」

「そ、そうっすよ!ヤンキーらしくねぇーけど、しっかりしてますよね!ただ、なんか保護欲をそそられて、気になるっつーか~あ!これも、悪い意味じゃないですからね!?」

「・・・・・・・そんな気がします。」


(彼らは違う。)




今までの連中と比べたら、きっと悪い奴じゃない。

鈍い私でもわかるから。





「『俺』への心配は、ここまででいいよ。」

「「え!?」」





きっと、同じだから。

そうだとわかったから伝えた。