彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「そうとは知らず、すみませんでした!凛道君!」

「ビッ!ときました!最高に、しびれたっすよ凛道さん!」

「はあ・・・それはどうも。」



あっさり納得したタカ&トモにホッとする。



(瑞希お兄ちゃんへの認識を変えられてよかった。)




〔★凛の基準は瑞希だった★〕





「ヤベー、ガチで龍星軍カッケー!」

「凛道君も、鬼ヤバでカッコいいっすよ!」




そう言って、私の横でテンションを上げる男2人。

それに対して冷静な気持ちで答える。




「それはそれは、いろいろお世辞をありがとう。誤解がとけたならそれでいいです。」


「媚びじゃなくて、マジっすよ!普通とは違うことするとか、カッコイイっスね!」

「凛道君、マジ、イカしてるっすよ!俺ら、感動しました!」




頼んでもいないのに、カッコイイを連発してくれるタカ&トモ。

相変わらず、よそ見運転をした状態で言ってくる。




「じゃあさ、じゃあさ!凛道君がゆっくり走ってたのも、わざとだったんすね!?あんまりにも走るのが遅いから、故障かとも思ったんすよー」

「でも、故障っぽくないから、素人がコスプレで走ってるのかとも思って~違ったんすねー?」



「ええ、違いますね。」



「「やっぱり~!!」」




目を輝かせながら声をそろえる2人組に、私は言った。




「大事な旗に、なにかあったら大変なので、安全運転していただけです。」

「あれぇっ!?」

「そんな理由!?」




〔★男2人に残念な衝撃が走った★〕




「安全運転って、ええ!?」

「もしかして、信号で止まってたのもそのため!?」

「そうですが、なにか?」



不思議な気持ちで聞けば、彼らはさらにテンションを上げながら言う。



「いやいやいやいや!『そうです』って、凛道君!?」

「目立つために、わざとゆっくり走ってたんじゃないんですか!?」


「いいえ、目立つためじゃないですよ?」



タカ&トモの質問に、ありのままに答える。




「旗を持ってるから、安全運転のためです。初めてですから。」


「初体験!?」

「まさか今夜、旗持ち運転、初体験なんすか!?」



「うん。だから、安全運転してるんですけど?」



「ちょ、ええ!?それが真実!!?」

「ちょ!?かっこ悪いんすけどぉー!?」


「大きなお世話ですよ。」



〔★凛へのダブルツッコミ★〕
〔★凛へのタカ&トモのイメージが崩れた★〕