彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





勢いよく、十文字パーキングから出発した。

重い旗を抱え、片手運転に近い乗り方をしていた。





ブロン、ブロン、ブロン!

バルバリリリリリ!




暴走族らしく大きな音を出しながら走ってみる。



「なんだあれ!?」

「えーゾッキー?」

「なんて読むのぉ~?」

「げっ!?マジかあれ~!?」



私を見て、こんな真夜中に町の中をフラフラしている少年少女が騒ぎ出す。



〔★フラフラしてるのは凛も同じである★〕




(やっぱり、恥ずかしいなぁ~注目されるのは・・・・)



デビューだから、目立てと言われたけど、大きな音を出して走るのは好きじゃない。




(でも・・・アピールしなきゃダメって言われてるし・・・今夜だけ我慢しよう。)




そう思いながら、青信号で止まった時だった。









「あの~すんません・・・・!」

「はい?」








横から声をかけられる。

それで一瞬、おっちゃんの顔がよぎったけどべ別人。

走り屋みたいな車に乗っているお兄さんだった。

ブルーの車体から覗く顔。

その人はクロス型のペンダントをつけており、助手席から私を見ていた。



「ちょっと・・・いいかな?」

「はい?道に迷ったんですか?」

「いやいや!俺、ここが地元だから、それはないって!」

「じゃあ、うちは神道なので、他への入信は無理です。」

「宗教の勧誘でもねぇーよ!あんた、なんだよ!?」

「なにといいますと?」



ことごとく否定する男に聞けば、彼は困った顔で私に告げる。




「なにっていうか・・・あんた、その姿はコスプレ?」

「いいえ。正装ですよ?」

(コスプレって・・・・)



〔☆良い子のためのワンポイントアドバイス☆〕
コスプレ:アニメやゲームの登場人物の服装や髪型にして、そのキャラクターになりきって楽しむことだよん♪そう言う人達のことをコスプレーヤーとも言うよーん♪




(この人、私が漫画のイベントに行く人だとでも思ってるの??)




〔★日本のコミケは有名である★〕