彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「なんてことしてくれんのよぉ~!?あんたっ!?」

「攻撃です。謝らなかったあなた個人への。」

「確かにそうだけど~!サイテー!信じらんねぇよぉー!!」




私の返事を聞き、その場にうずくまってわんわん泣き出す、さやかというヤンキー娘。




「うわぁぁあーん!タカシー!!」



「ひ・・・ひでぇ!!」

「超酷過ぎる!!」

「さやかが可哀想!」




そんな私達を、見ていたヤンキー達が感想を述べ始める。




「確かに、女には手を上げてねぇーけど・・・・!」

「携帯壊すとかありえないだろう!?」

「つーか、普通に携帯を割るだけでも悪いのに、さやかと彼氏の仲まで壊しやがった!!」

「精神的な攻撃、ハンパないんですけど!?」

「なにこいつ!?マジで、危ねぇー!!」



「え?君達の方がロクデナシじゃないか?」


「「「「「オメーだよっ!!」」」」」




〔★凛の攻撃に、全員が引いている★〕




「うえーん!ひどいよぉ、ひどいよぉ・・・!タカシ~!」

「さやかしっかり!」



泣いている女へと、仲間の女達が駆け寄る。



「タカシ君には、あたしらからフォロー入れるからさ!」

「マジ!?」

「なわけないでしょう?うまくいけばいいけどね。」

「うっ!」



さやかへのフォローが出れば、私がその意見をつぶす。

それに元気になったところで凹むヤンキー娘。



「さやかが財布喜んでたって、バッチリ伝え直すよ!」

「マジで!?」

「なわけないでしょう?逆にわざとらしくなるよ?」

「ううっ!」



フォローの度に私がつぶす。

気を取り直しかけるさやかを凹ませる。



「あんたら2人がお似合いなのは、周りも知ってんだ!簡単に壊れないって!」

「マ、マジ・・・・!?」

「なわけないでしょう。思い通りに行かないのが恋愛です。」

「ううううう!」



何度も前向きな意見をつぶす。




「残念ですがさやかちゃん、お別れですよ。ご愁傷様。」




その甲斐もあって―――――――――――――




「い、いやああああああああああああああ!!お別れなんて嫌だー!!」




さやかという女は立ち直れなくなった。




〔★凛はキッチリ、とどめを刺した★〕




「って、オイ!!?」

「いい加減にしろよ、チビ!!」



私の真面目なアドバイスに、女の群れが文句を言いだす。




「あたしらの励ましの合間合間で、おかしな電波流しやがってよぉ~!」

「さやかに不幸な未来を耳に入れるな!」

「邪魔してんじゃねぇーぞ!」


「いいえ、邪魔はあなた方です。」

「「「「はあ!?」」」」




私の本心が伝わってないようなので、わざわざ口に出して伝えた。




「僕は、さやかちゃんを壊してる途中なんです。携帯も壊れたことですし、残るは人間関係の破綻です。邪魔しないで下さい。」




「お・・・・鬼ぃぃぃぃ!やっぱ、鬼だよ~~~!!」


「「「「いや、DQNだろうっ!!?」」」」




〔★もはや、完全な嫌がらせだった★〕