彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「お前っ!?ははははは!それはないだ~・・・!?」




苦笑いしながら、何か言いかけたカチューシャ男の前で両ポケットの中身を出す。




ヒュン!

ヒュン!



「へ?」





―――――――――――――ガスン!!




「ぱぴっっ!!?」


「えっ!?」

「松田!?」





カチューシャの短い声と、周囲の声が重なる。




ドサッ!!



「きゃああああああああ!?」

「なっ、松田が一撃で!?」

「なになに!?何が起き―――――――!?」




倒れた馬鹿を踏み越える。

それを見ていた1人が叫んだ。





「なにあの武器!!?」

「ゲームで見たことあんぞ、オイ!?」

「両手に持って使う、あれは―――――――――――!?」




「トンファー。」







言われる前に言う。

同時に、次のターゲットめがけて突進した。





「木刀はひどいよね?」

「あっ・・・・!?」




とか言って、私に対してファイティングポーズさえ取れてない緑の特服男。

それを無視して、防備が出来てない馬鹿にトンファーを叩き込んだ。





ヒュン、ヒュン!

バコバコ!!




「うぎゃあ―――――――――!!」



ズッザー!!





ダサく叫んで、ひっくり返る。




「い、いてぇよぉ!!」



そのまま、地面に転がりながら叫ぶ緑の特服。




「お、お前!?」

「そこまでするかー!?」

「卑怯だぞ!武器使うなんて~」



「先に武器でしかけてきたのはテメーらだっ!!」




うろたえる奴らの仲間に構わず、とりあえず殴った。




ヒュン、ヒュン!!


ドス!

ボカ!

ボカボカ!!




「ごう!?」

「がっ!?」

「うえ!」




ヒュンヒュン、ボカボカ!!



「うお!?」

「ぐはっ!」



「ちょ、やべーよっ!」




1人、2人、私達を囲んできた10人を倒した辺りで、女の子のヤンキーが叫ぶ。




「ちょ、みんな来て!ヤベーのがいる!!」

「君の方がやばいよ。」



ガシッ!!


「ひっ!?」




利き手のトンファーを腰にさし、その子の腕をつかむ。




〔★凛はヤンキー娘を捕まえた★〕