彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「あいたた・・・・」


「ぎゃはははは!」

「大丈夫かちっちゃいのー!?」

「いい音したぞー?」



痛い・・・と思いながら顔を抑えていれば、背後から声がした。

うんこ座りをしている男女が、私を見ながらニヤニヤしていた。




(やだなガラ悪!)



てか、見てたの!?

見られた!?




「ううっ・・・・」


(恥ずかしい・・・)




熱くなる顔を隠しながら、そそくさ離れば、照れてるぅ?とまた笑っていた。





「兄ちゃん、大丈夫かよ!?」




そんな声と一緒に、ガラガラと音がした。




「おっちゃん。」




見れば、キーがついた状態の私の単車を、おっちゃんが持ってきてくれていた。




「ほら、兄ちゃんの単車だ!気をつけて行けよ!」

「はい、助かりました。ありがとうございます。運んでもらったのはもちろんですが・・・おにぎりとお茶、美味しかったです!」

「そりゃあ、よかった!早く帰れよ!?」

「はい!」


「もう帰るのかよ?」



(え?)




私達の会話に、聞き覚えのない声が入ってくる。






「お前の単車かよ?ずいぶん、改造してんなぁ?」

(誰??)





声をかけてきたのは、ロン毛の金髪。

頭にカチューシャみたいなのをしてる男子だった。