彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「凛たん、花粉症だからマスクしてんだろう?煙草吸うと、花粉症が防げるからなぁ~」


「ふっざけんなっ!!!」




ヘラヘラしながら言う烈司さんに、瑞希お兄ちゃんの雷が烈司さんに落ちる。





「テメー!!なに凛の顔をさらしてんだっ!!」



―――――――――ガッツ!!!



「いってぇ~!そこは、未成年に煙草を吸わせるなだろう~?」


「両方だよ!!ふざけんなコラ!!」

「そうよ、そうよ!凛ちゃんのお口に入った煙草、あたしによこしなさい!」


「モニカも黙ってろ!お前!凛が顔隠してるわけは、知ってんだろう!!?」



「「「「花粉症だろう(でしょう)?」」」」



「え!?」

「花粉症?」




瑞希お兄ちゃんの質問に、なぜか烈司さん以外も答える。

声をそろえて答える4人。

どういうことかと思いながら、瑞希お兄ちゃんを見る。

同時に、笑顔の烈司さんも、瑞希お兄ちゃんを見てることに気づく。

その烈司さんが意地悪な顔で口を開く。




「瑞希言ったよなぁ~?凛が顔隠してるの年中酷い花粉症だって~?」

「ええ!?瑞希お兄ちゃん!?」

(そんなこと言ったの!?)


「くっ!?烈司テメー!?」




聞けなかったけど、聞かなくてもわかる。

わかりやすい、瑞希お兄ちゃんの表情でわかった。




「わはははは!花粉症なら仕方ないぜ!!」

「まぁ、個人の問題を俺達がどうこう言うつもりはない。好きにしろ。」

「でも、煙草に関してはあたしに譲って!凛ちゃんの唾液が残ってるうちに~!」


「お前らマジでロクでもねぇ!!」




そんな先輩方のやり取りを見て思う。



(きっと・・・私が顔を隠してる理由が、花粉症じゃないって気づいて言ってるな・・・)



〔★瑞希のフォローは上手くいっていなかった★〕




「それはそうと、18分経過だ。いい加減、送り出してやれ、瑞希。」

「うっせー!オメーらが時間かけるからだろう!?俺まだ、あいさつ終ってねぇーし!」



懐中時計を見ながら、再通告する獅子島さんに赤い顔できる瑞希お兄ちゃん。

そして、私へと詰め寄ると言った。



「凛!これで口直ししろ!お前の年から煙草なんて、身長に対する将来をつぶす!」

「え?これは・・・」

「コーヒー味の飴だ!」




見せてきたのはコーヒーのロゴが入ったキャンディー。




〔★カフェインの過剰摂取もよくない★〕