彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




「ほら、凛にプレゼント。」

「えっ!?また頂けるんですか!?」

「いろいろ心配だからな~好きに使えよ。」


そう言って渡してくれたのは、手に収まるサイズの~




「スマホ!?」

「ヤバくなったら、それで俺の番号に連絡しな。ここにいる全員分のアドレス入れてっから!」




携帯電話だった。



「ど、どうしたんですか、これ!?」

「凛、『携帯がない』って言ってたからさ~契約してきたんだ。俺名義なのは、内緒な?」

「ええ!?僕のために!?」




〔★至れり尽くせり(いたれりつくせり)だった★〕




「高くなかったですか!?スマホでしょう!?」

「大丈夫だって!それ、家族携帯だから。」

「家族携帯!!?」



(家族って・・・・そこまで私のことを愛してくださってるの!?)



「おう!最近は通り魔だ、連れ去りだって多いだろう?親が子供に持たせる携帯も種類が増えてさ~結構簡単に契約できたわ、子供用携帯。」

「子供用!?」




〔★もらったのは、お子様向けの携帯電話だった★〕




「子供って・・・ええ!?確かに子供ではありますけど!?」

「凛は俺の弟だからな~♪ネットはアクセスできるけど、エロいサイトは見れないぞ。子供携帯だからな!」

「見ませんよ!?てか、ホントだ!これ、CMでしてた子供向け携帯だ!!」

「色も単車と揃えて赤だ!カッコいいだろう~」



〔★高校生が持つにしては、カッコが悪い★〕




「気に入ってくれたか、凛?」

「そ、それは~わざわざ、携帯を買って下さったわけですから~」


「ぶわっはははははは!わははははは!凛助、ありがとうはー!?わはははは!小学生携帯をもらってうれちぃーだろう~!?」

「ぷっくくく・・・い、一応、止めたんだぜ?けど、瑞希が簡単なのが良いって言うからよ~」

「いいじゃない!電話、メール、ネットが使えて、防犯ブザーもついてるのよん!?きゃは!」

「大好きな瑞希お兄ちゃんが安月給で契約した携帯だ・・・文句が言えるか、凛道?・・・・くっくっくっ!!」



「瑞希お兄ちゃんにはありませんが、他のみなさんにはいろいろ申し上げたいですね・・・・!」



〔★凛は何か、言いたそうにしている★〕