「そーよん!ずっ~~~~~~と!しまいっぱなしで汚かった~龍星軍の特攻旗(とっこうき)よっ!!」
バサッ!!
「あ。」
「「「ああああああああああああ!!?」」」
「ふむ、さわやかな香りがここまでただよってくる。」
得意げに言いながら、モニカちゃんは手にしていた布を広げる。
出てきたのは、『龍星軍』の3文字と、立派な龍がぬわれた旗。
「あまりにもクサかったから、洗濯して乾燥機かけてたのよ~!」
「「「ばっきゃろぉ―――――――――!!」」」
〔★モニカの行いに、瑞希と烈司と皇助は罵声を浴びせた★〕
「ええ!?洗濯しただけなのに、どうして瑞希お兄ちゃん達は怒るんですか??」
「凛道、ヤンキーとは面倒くさい生き物なのだ。」
「獅子島さん!?」
怒る瑞希お兄ちゃん達に戸惑っていれば、1人冷静な眼鏡の先輩が教えてくれた。
「ヤンキー界にはどうにも、体育会系のノリがあってな。代を重ねているチームなど、旗はチームの伝統のシンボルということで、洗濯しないで保管する悪習があったりする。」
「洗わないんですか!?」
「好きなアイドルと握手した後に、手を洗わんことと同じだ。旗についた汚れに思い出があるほど、洗いたくないらしい。敵と戦って勝った返り血だったり、仲間を助けた時の汗だったり、引退した目上がこぼした涙のシミだったりと・・・不衛生だ。」
「モニカちゃんがしたことは、衛生的ですよね?」
「基本、瑞希はあんな姿だが、本性はオスまるだしだ。」
「オスって・・・・」
「男らしい、男くさいが大好きなんだ。そういうものがない奴ほど、ほしくなるという奴だ。お前ならわかるだろう、可愛い凛道?」
「『可愛い』をつけて、呼ばないでください。」
〔★侮辱を感じる言い方だった★〕


