彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「なんでもかんでも武器にするな、伊織!」

「使える者は、人間も含めて利用させろ。凛道にはその素質がある。」

「嬉しくない褒め言葉なんですが!?」




失礼なことを言う獅子島さんに反論した時だった。





ピッ、ピッ、ピッ、ピッ!




アラーム音が鳴り響く。




「な、なんですか!?」

「あら!時間ね~」




ビクッとしながら言えば、嬉しそうに反応するモニカちゃん。




「驚かせてごめんね〜凛ちゃん?」

「これ、モニカちゃんの仕業ですか?もしかして、出かける時間を知らせる合図??」

「アハハ!出かけないとヤバいのは事実ね~でもこれは、別の合図!」

「別?」

「そうよん♪ちょっと待っててね~」




ウィンクしながら言うと、オネェさんはウキウキしながらお店の方へと戻っていった。

モニカちゃんがいなくなったところで、残された男達が語りだした。




「瑞希ー、なに頼んだんだ?」

「何って・・・ああ、そういや、モニカにポールの交換頼んだわ。」

「ポール??」




わからなくて聞けば、瑞希お兄ちゃんが私を見る。





「龍星軍4代目総長のためのアイテムだ。気楽に待ってろ。」

(アイテムって・・・?)


「お待たせ~!」





くわしく聞き返す前に、早々とモニカちゃんが帰ってくる。




「あーん!仕上げが間に合ってよかった~!凛ちゃ~ん!」




くねくねと、体を揺らしながら私へと一直線にやって来るオネェさん。

その手には、布の束を抱えていた。




(?何を持ってるんだろう・・・?)



「モニカちゃん、何を取りに行かれてたんですか?」

「あら、モニカちゃんがいなくて不安だったのね?お姉さん嬉しいわ!」




〔★誰もそこまで言ってない★〕