油で汚れた軍手をはずしている人と、つけたままの人に向かって言った。
「烈司さん、百鬼さん、メンテナンス、ありがとうございます。」
「いい、いい♪凛たんのためなら、お安い御用だからよ~」
「わははははは!もっと俺様を敬いな!!」
「わかりました。瑞希お兄ちゃんよりはランクが下がりますが、敬います。」
「はっきり言いやがったな、クソガキ!?」
百鬼の言葉に正直に答えれば、舌打ちしながら文句を言う。
そんな野獣を見ながら瑞希お兄ちゃん達が笑う。
「あっはははは!言うようになったなぁ~凛?」
「ありゃあ、心配しなくても強くなるぜ~なぁ、伊織?」
「ふん・・・・烈司の見立てなら、問題あるまい。」
「素直じゃないイオリン、頂きました~!凛ちゃん、マジ天使よ!」
「オメーは悪魔だけどなぁ~!わははははは!!」
「「「「お前が言うな。」」」」
「総ツッコミですか!?」
〔★皇助に関して、他の4人の意見が一致した★〕
全員からのツッコミを受けたにも関わらず、百鬼はいつものようにふてぶてしく言う。
「わははは!青いな、凛助!俺様ぐれーになると、嫉妬の対象よ!」
「嫉妬・・・?」
「マジで聞かなくていいからな、凛。」
戸惑う私に年押しすると、ガレージの入口にあった何かを手にして戻ってきた。
「ほら、ヘルメットつけて行け。」
「え?」
差し出されたのは黒色の防具。
「いくら特服を隠してても、ノーヘルで捕まったら意味ないからな。」
「あ、そうでしたね。ありがとうございます。」
「それ、皇助のところで転がってたもんだから、捨ててきてもいいからな。」
「え?そんなもったいないことして、いいんですか?」
「構わん。ジャケット共々、有効に使え。」
「伊織っ!!」
「凶器にしろと!?」
「足止めだだ、馬鹿者。」
〔★とてもそのように聞こえない★〕


