彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「硬派な漢として、花道を飾るには、子供っぽかったら馬鹿にされちゃいます!瑞希お兄ちゃんみたいになりたいから、参考にしたいんです!僕は四代目総長なんですから!」




鼻息立てて、ふん!と言えば、途端に爆笑が起きた。




「あっはっはっはっ!そうか、そうか、凛は総長だもんな~」

「やだぁ~きゃははは!可愛いの~子供っぽく怒っちゃうところが、プリティー!!」

「くくく!凛たんも、お兄ちゃんとお揃いにしたいでちゅか~?」


(こ、こいつら・・・・!)




お兄ちゃん達の様子を見て思う。


絶対、私は馬鹿にされてる・・・と。




〔★凛は笑いネタにされていた★〕




「はーはっはっ!あーあ、腹痛てぇ~おい、モニカ!」

「きゃはははは!なぁーに、みーちゃん?」

「凛を、何とかしてやってくれ。」

「・・・OK。任せて頂戴~?」




ニヤリとしながら言う瑞希お兄ちゃんに、にやりと笑い返しながらうなずくモニカちゃん。




「初代総長からの指令が出たことだし~凛ちゃん!こっちにおいで!」

「え?」




そう言いながら、テーブルの前に片膝つくモニカちゃん。




「凛、大丈夫だから、ほら!」

「あ・・・」




瑞希お兄ちゃんに引っ張られ、茶色の本が積まれた机の前に座る。

正座して座ったところで、瑞希お兄ちゃんが机の上の本を床におろす。

バサバサと、本を移動させて片づけて(?)くれた。




「ほら、モニカ!場所開けたぞ!」

(場所?)


「ご苦労様!じゃあ、凛ちゃん~メイクアップしましょうか~?」

「メ、メイクアップ??」




そう言って私の背後に回り込むオネェさん。

聞き返せば、目の前の机に何かを置かれた。




「ジャジャーン!モニカちゃんのファッショングッズその壱~プチ美容師サンセット~!」

「ええ!?」




出てきたのは、大きな鏡がついている巨大な宝箱のようなもの。