彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




「いいじゃないのよー似合うんだから!」

「モニカちゃん。」

「ホント、あたしの部屋にもどって来るのを待っててもよかったんだけど~みーちゃんがちきれなくってねぇ~!見に行こう行こうってうるさいからぁ♪」

「モニカっ!!」

「おほほほほ!事実でしょう、ブラコン~?」

「ちげーねぇーぜ、ハハハ!」

「お前らっ!!」




赤い顔で怒鳴る瑞希お兄ちゃんを、モニカちゃんが笑う。

烈司さんも否定せずに笑う。

その反応を見て思う。




(多分・・・・似合ってるんだよね・・・・?)




そう考えていれば、不意にモニカちゃんが動いた。




「みーちゃんの部屋、鏡がないから自分がどんな感じか、凛ちゃんわからないでしょう!?」

「え・・・?ええ、そうですね・・・」


(エスパー・・・?)




思わず言いそうになった言葉を、心の中でとどめる。

頷く私に、彼女は一度廊下へ引っ込んでから戻って来た。





「チャラチャラッチャラ―!等身大の鏡参上!」

「わっ!?」




自分を映し出すスクリーンにドキッとした。

持ってきたのは巨大な鏡。




「ど、どうしたんですか!?」

「あたしのお部屋から引っ張ってきたの!」


(言われてみれば、置いてあった・・・・)




〔★キラキラパーツでデコられている★〕





「みーちゃん、この辺に置いていい?」

「ああ、そこならいいわ。凛、こっち来い。」

「へ?」



モニカちゃんが、部屋の一角に鏡を立て掛ける。

その前へ、瑞希お兄ちゃんに誘導された私が向かう。




「ほらな!よく似合ってるだろう?」

「え・・・ええ・・・」




そこには、瑞希お兄ちゃんに肩を抱かれる私が逆向きで写っていた。