彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





体中の血の気が引く。




(こんな形で、ピンチになるなんて・・・!)




〔★危険は突然やってくる★〕




(下手に断れば怪しまれるし・・・!)




何も言えない私の代わりに、ボソリと瑞希お兄ちゃんが言った。




「といいつつ、本心は?」


「おほほほほ!可愛い凛ちゃんのおパンツ姿を見るために決まってるじゃなーい!?どんなボクサーパンツなのか、モニカちゃんにチェックさせて~ついでに中身も♪」

「えええー!?それが本心!?」


「はっ!?しまった・・・!」




驚く私と、焦るモニカちゃん。




「――――――――そんなことだろうと思ったわボケ!!」




口を押えて固まるモニカちゃんに、瑞希お兄ちゃんの雷が落ちた。




ゴンッ!!



「いったぁーい!?みーちゃんが叩いた!!」


「瑞希、ケリも入れていいぞ。」

「イオリンまでひどい!どっちの味方よ!?」

「俺は常に中立だ。」

「このコウモリ男―!!れーちゃん、二人が意地悪する!」

「はいはい、わかったわかった。じゃあ、凛たん。今のうちに着替えて来い。瑞希の部屋で。」

「い、いってきます。」

「ちょっとぉ、れーちゃんまで、何誘導してんのよ!?凛ちゃんも行っちゃいや~ん!!」

「わははははははは!!諦めわりぃーな!!」




烈司さんに背中を押され、まだ見ていない特攻服を抱きかかえて部屋から出た。



(よかった、助かった!)



〔★凛の危機は去った★〕




私を呼ぶモニカちゃんや、モニカちゃんを怒る瑞希お兄ちゃんが気になったけど、着替えるために避難する。




(モニカちゃん・・・私のパンツ姿が見たいだなんて・・・)




よかった・・・目の前で着替えろって言われなくて。




(だって今日のパンツ・・・女物・・・・)




というか、女の子用のショーツしか、はいてない。

それしか持ってない。




(これからは・・・・ボクサーパンツを履かなければいけないの・・・?)




いや、はかないといけないのだろう。



「ミーちゃんだって気になるでしょう!?凛ちゃんのパンツのガラ!?」

「うっせーよ!セクハラ野郎!!」




聞えてくる声を聞きながら、お小遣いでこっそりボクサーパンツも買おうと決めた。




〔★凛には危険が多かった★〕