彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




「モニカ、テメー!俺らの反応を見て、楽しんでただろう!?」

「その言い方は誤解を与えるぞ、瑞希。俺はうすうす気づいていた。」

「お前マジで、どっちの味方だ伊織!?」

「中立だと言ってるだろう。」

「おほほほほ!みーちゃん達のゆかいな姿も見れたことだし~はい、凛ちゃんどうーぞ!」




火花を散らす(?)瑞希お兄ちゃんと獅子島さんの間をすり抜け、私の目の前に城の衣装を差し出すモニカちゃん。




「これが、デビュー用のお洋服よ。さあ、着てみて。」

「あ、ありがとうございます!」


(よかった・・・・普通のがあったんだ。)




あれも可愛いけど、あまり可愛いのをきたら、瑞希お兄ちゃんが怒るからね~



〔★気にする点がおかしかった★〕




モニカちゃんの言葉にホッとする。

そして、彼女から受け取った服を持って告げる。




「ありがとうございます、モニカちゃん。大切にします。」

「どういたしまして~!凛ちゃんが喜んでくれるなら、これからもずっと作ってあげるからね~?んーちゅ!」

「あははは・・・じゃあ、僕、着替えてきますね。」




投げキッスしてくれるモニカちゃんに言えば、なぜか顔色を変える彼女。




「ダメよ、凛ちゃん!」

「え?なにが、ダメですか?」




部屋から出ようとして立ち止まる。

他のお兄さん達も注目する中、モニカちゃんはとんでもないことを言った。



「あたしの目の前で、お着替えしてっ!」

「え!?」

(目の前で着替えろ!?)


「な、なんでそんなことを!?意味でもあるんですか!?」

「おおありよ!服を作った人は、作ってあげた人が切るのを見届けるまでがお仕事なんだから~!」

「ええ!?」



衝撃の宣告に、返事に困る。




(目の前で着替えるって、そんなことしたら――――――)




〔★言わずとも知れた結果が待っている★〕