うまくいった♪と思って、抱きしめてくれる瑞希お兄ちゃんに身をゆだねていたんだけど―――――
「いつまでくっ付いてんですかぁ・・・!?」
「「うっ!?」」
悪鬼のような顔が迫り、少しだけ瑞希お兄ちゃんと体の距離が離れる。
「え、円城寺君!?」
「おいおい、可児の話、聞いてんだろう、凛道蓮・・・!?上に立つもんが人の話聞かねぇーでどうすんだよ・・・!?」
「ご、ごめんね・・・」
〔★大河からの熱視線★〕
〔★とてつもない嫉妬が含まれていた★〕
「わりぃーな、可児!続きを話な!」
「そうだな、円城寺。そうさせてもらう。」
シリアスな顔で男子2人は言いあうと、五分刈りの方が言った。
「俺もよ・・・凛道が『バラしの虎』を連れて来た時は、こりゃあ終わったと思ったぜ。特に、凛道を逮捕する気満々だったからな・・・」
「君から見ても・・・・そう見えたんだ?」
「おう!それがよぉ~グズン!!」
突然鼻をすすると、手で顔をおおいながら可児は言う。
「それがオメー・・・グッズン!大事なお兄ちゃんの悪口を止めようと・・・うっぅ!健気じゃねぇーか!?」
「か、可児君・・・・?」
「ズズズー!!真田瑞希だけじゃねぇ!死んだ伊吹陽翔の気持ちまで代弁して!いや、大便と言うよりも、尊重したんだよな!うっうっ・・・そりゃあ、そうだぜ・・・!一番ツレーのは、ツレーのはよぉ・・・・!」
「あの・・・・」
そう言いながら、肩を震わせて1人泣き始める可児良信君。
(ど・・・どうしたらいいの・・・・!?)
助けを求めて瑞希お兄ちゃんを見れば、彼も困った顔で固まっていた。
だから視線を変え、烈司さん達を見る。
「「「「・・・・・。」」」」
しかし、誰も私と視線を合わせることなく、呆気にとられていた。
なので、同世代の円城寺君達を見たけど・・・・
「「「「・・・・。」」」」
(おんなじだ・・・・)
ボー然と、表情をひきつらせて固まっている。
「凛道・・・・!!」
「え!?ああ、は、はい!?」
だから、みんなをそうさせている相手に名前を呼ばれてかなり焦った。
「オメーに、言いてぇーことがある・・・・!」
「な、なに?」
鼻水をすすり、目元をぬぐいながら言う男子に平静を装いながら聞く。
普通の態度を作りながら言えば、可児は言った。


