彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




「そうして俺は・・・・円城寺達にも気づかれないように、凛道の到着を待った。俺を倒した凛道蓮が、生きる伝説である真田瑞希達と俺ん家の墓に来ると言うからだ!」

「いや、別にここは君の私有地とかじゃないでしょう?」

「俺は待った!!凛道蓮と再会した時、どう立ち振る舞えばいいか趣味レーションしながらだ!さまざまな思いが俺の心をかき乱した。凛道を初めて見た時、これがあのジャックフロストと呼ばれる恐ろしい男なのかと驚いたぜ。なによりも、見た目に反し~」

「あの、その辺の話は割愛できませんか?」



長くなるのが予想され、可児君に短縮を求める。

それで相手も、ハッとしたような顔をしてからハニカミながら言う。




「おおっと、いけねぇ!どうも、話し出したら止まらないのは、坊主の家系のクセでな。」

「・・・・治した方がいいですよ。」




豪快に笑う相手を見ながら思う。

これは最後まで付き合わなきゃいけないんだろうな、と。



〔★凛達は、長期戦を覚悟した★〕



「そうこうしてるうちに、凛道が悪のゴレンジャーと墓参りをし、焼きもちを焼いた凛道が真田瑞希から離れ、それを見送った真田瑞希が『俺、無意識で凛に悪いことしたかもしれなーい!』と後悔してるところへ、刑事と共に凛道が帰還したのを見届けたわけよ・・・!」

「ええええええ!?瑞希お兄ちゃんに焼きもちがバレてた!?」

「うおおおおお!俺の方もバラすなハゲ!」


「五分刈りだ!」



〔★可児からの暴露(ばくろ)★〕
〔★凛は焦り、瑞希は耳まで赤く染まった★〕




「真田さんよ、あんた、言ったじゃねぇか!?『凛が怒って帰ったらどうしよう!?』とか『帰ってくるのが遅いけど、凛のやつ、誘拐されてないよな!?』とか『内緒で連れて来たのをすねてるかもしれねぇーから、今日はいつもより甘めにココア作ってやろう!凛、喜ぶぞ~』
とか言ってたじゃんかよー!」


「や、やめろ―――――――――――!!」



〔★可児からの追加の暴露★〕
〔★瑞希はゆでダコのようになっている★〕




「このクソガキ!!殺してやる!!」

「と言うことは~本当に瑞希お兄ちゃんは、そうおっしゃってくれたんですか、カンナさん!?」


「おっしゃってたな。」

「カンナさん!?」

「高千穂ぉぉ!!」




ドキドキしながら聞けば、ドキッとする一言を瑞希お兄ちゃんの代わりに彼女が言ってくれた。