彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




驚く烈司さん達の失礼な言葉に、住職の息子は顔を赤くして怒る。



「テメーら!!俺が息子じゃ不満か!?寺は、長男であるアニキが継いでんだよ!文句あるか!?」

「落ち着けよ!んなことは、言ってないだろう?なぁ、オメーら?」



庇うように、フォローしながら瑞希お兄ちゃんが言えば、他の先輩方は語る。



「まったくだ。長男に生まれなかったことを、仏に感謝するべきだな。」

「ホント、お兄さんは良い男なのにねぇ~あんた、あたし好みじゃないわ~!」

「悟りを語るには、不向きな面だしな。」

「わははははは!殴り甲斐のあるボディだしな!」


「文句っつーか、あきらかな悪口だよな!?」


(ですよねー・・・)



〔★悪のゴレンジャーから可児へ、強烈トークがさく裂★〕
〔★凛は心の中で同意してあげた★〕




「コラ、オメーら!言いすぎだぞ!?」

「瑞希お兄ちゃん。」

「さ、真田瑞希!?」

「言って良いことと、悪いことがあるだろうが!?」



驚き顔から、神経な表情にシフトチェンジすると、烈司さん達をにらみながら言った。



「言って言いにしても、言い方を考えて言ってやれ!あと、自覚してない真実ほど、本人を傷つけんだからよ!・・・つーことで、悪かったぁ~可児?」

「オメーの言葉で一番傷ついたぞ、真田瑞希!!」



ヘラッとしながら言う瑞希お兄ちゃんに、可児が怒鳴る。

その様子を見て思う。

瑞希お兄ちゃん、無自覚で、悪気なしに言ってるんだろうな・・・と。





「そういう瑞希お兄ちゃんも、す・て・き♪」

「どう素敵なんだよ!?」




思わず漏れてしまった本音を聞きつけ、可児が大声で叫ぶ。




「そろいもそろって!可愛い顔して、毒舌かましやがって!マジで、弟の凛道蓮とクリソツだぞ!?真田瑞希さんよっ!!?」


「そっくりって~おいおい、照れるだろう?なぁー凛?」

「ですよねぇー瑞希お兄ちゃ~ん!?やだなぁ~可児君ってば♪それほどでもー!」


「褒めてねぇよ!!なんで2人そろって、照れてんだよオメーら!?」




〔★可児からの皮肉攻撃★〕
〔★しかし、凛と瑞希には通じなかった★〕
〔★逆に、可児にダメージを与えた★〕